208. 2025/05/25 寒天テープで束ねる溶ける乾麺
内容紹介
kokorokagamiとtoudenの2人で、NotebookLMの音声概要機能で資料を耳から学習、AnthropicのAPIに4つの新機能が追加 など について話しました。
出演者
以下のようなトピックについて話をしました。
01. NotebookLMの音声概要機能で資料を耳から学習
NotebookLMは、Googleが提供する新しいAIノートサービスで、アップロードした資料をAIが会話形式で音声解説してくれる「音声概要」機能が注目されています。長い資料や専門的な内容も、耳から手軽に理解できるのが特徴です。
使い方は簡単で、NotebookLMにログインし、資料をアップロードしたら「音声概要」ボタンをクリックするだけ。AIが自動で内容を分析し、2人のAIによる会話形式の音声解説を生成します。2025年4月のアップデートで日本語を含む50以上の言語に対応し、さらに使いやすくなりました。
料金プランは無料プランとNotebookLM Plus(月額2,900円)の2種類。無料プランでも基本的な機能が使えますが、Plusではノート数やアップロード容量、質問回数が大幅に増加し、高度な分析機能や音声概要も利用できます。
通勤中や家事の合間など、ながら作業の時間を活用して、学習から仕事、趣味のインプットまで幅広く活用できる音声概要。ぜひ試してみて、新しい情報収集のスタイルを見つけてみてください。
02. AnthropicのAPIに4つの新機能が追加
Anthropicは、開発者がより強力なAIエージェントを構築できるようにするために、Anthropic APIに4つの新機能を発表しました。
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Code execution tool:Claudeがサンドボックス環境でPythonコードを実行し、計算結果とデータ可視化を生成できるようになります。これにより、Claudeはコード作成アシスタントからデータアナリストへと進化し、財務モデリング、科学計算、ビジネスインテリジェンス、ドキュメント処理、統計分析などのユースケースに対応できます。
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MCP connector:開発者はクライアントコードを記述することなく、Claudeを任意のRemote MCPサーバに接続できます。APIリクエストにRemote MCPサーバのURLを追加するだけで、強力なサードパーティ製ツールにすぐにアクセスできます。
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Files API:開発者がドキュメントを保存およびアクセスする方法を簡素化します。ドキュメントを一度アップロードすれば、複数の会話にわたって繰り返し参照できるようになります。
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Extended prompt caching:プロンプトキャッシュの有効期間を標準の5分間から1時間に延長できるようになりました。これにより、長時間実行されるエージェントワークフローのコストを削減できます。
これらの機能はすべて、Anthropic APIのパブリックベータ版として利用可能です。
03. 数字を等幅化した帳票UDPゴシック
「帳票 UDPゴシック」は、モリサワの「BIZ UDPゴシック」をベースに、数字(0〜9)のみを等幅にしたフォントです。「BIZ UDPゴシック」では、数字の1だけ幅が異なっていましたが、「帳票 UDPゴシック」ではその1の幅を調整し、数字全体を等幅にしました。これにより、「BIZ UDPゴシック」の特徴を保ちつつ、帳票などで数字を揃えやすくなりました。「BIZ UDPゴシック」の約99.99%のグリフはそのまま使用しており、変更点は最小限に抑えられています。このフォントは、GitHub からダウンロードできます。また、同様の調整を加えた「帳票 UDP明朝」も公開されています。
04. 空孔コアファイバで次世代通信に挑む
次世代の大容量高速通信を実現するため、古河電工とグループ会社が協力して革新的な「空孔コアファイバ」の開発に取り組んでいる。空孔コアファイバは、ファイバのコア部分を空洞にすることで、遅延時間の短縮、ハイパワーへの耐性、究極の低損失という3つのメリットを持つ。
開発には、アメリカのOFS社やハンガリーのFETI社など、グループ・グローバルでの連携が不可欠だった。ケーブル化や接続技術の確立には多くの課題があったが、既存技術と斬新な発想で乗り越えてきた。慶應義塾大学や電気通信大学との共同研究でも高い評価を得ている。
実用化に向けては、さらなる技術の改良や最適化、量産性の向上など、まだ多くの挑戦が残されている。古河電工グループは、この革新的な技術で次世代通信の実現を目指す。
05. 寒天テープで束ねる溶ける乾麺を開発
岡山の製麺会社が、乾麺を束ねる際に使用する紙やビニールのテープを寒天で作った「エコらく麺」を開発しました。このテープは麺をゆでる際に溶けてなくなるため、手間が省け、ゴミも出ません。
開発のきっかけは、毎年顧客から寄せられていた「そうめんの帯がとりにくい、何とかならないか」という声でした。日本で年間に作られる乾麺は約15億束で、それに使用されるテープをつなげると地球25周分にもなります。
現在は細めの手延べうどんのみに寒天テープを使用していますが、今後はそうめんなど他の麺にも適応できるよう研究を続けていくとのことです。
この「エコらく麺」は、クラウドファンディングで目標金額を達成し、好評を博しています。流通大手からも問い合わせがあり、普及すれば革命的な商品となりそうです。岡山手延素麺株式会社は、顧客の声を大切にした商品開発を続けていきたいと述べています。
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