Recalog

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213. 2025/08/31 OpenAI、史上最強AI『GPT-5』を発表

2025年08月31日

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内容紹介

kokorokagamiとtoudenの2人で、STが初代LTK王者に輝く、OpenAI、史上最強AI『GPT-5』を発表 など について話しました。

出演者

kokorokagami
kokorokagami
touden
touden

以下のようなトピックについて話をしました。

01. STが初代LTK王者に輝く

LTK初代王者は「Sorcary Tiara」!3ヶ月の激闘を制覇

k4sen主催の『League of Legends』ストリーマー大会「League The k4sen Season: Spirit Blossom Beyond」が8月27日に閉幕し、レギュラーシーズン1位通過の「Sorcary Tiara(ST)」が初代王者に輝いた。

大会は4チーム48名のストリーマーが参加し、各チームはベテランのCORE(5名)と新世代のNEXT(5名)、コーチ(2名)で構成。レギュラーシーズンを経てプレイオフが行われた。

グランドファイナルでは、STが「Resolve Regalia(RR)」と激突。ウィナーズサイドのSTが1勝アドバンテージを持つ変則Bo5で実施された。Game1ではRR NEXTが47分の激戦を制してタイに戻すも、Game2でST COREが勝利し王手をかけた。

運命のGame3では、両チームがGame1とほぼ同じドラフトを選択する異例の展開に。ST NEXTが”3度目の正直”でリベンジを果たし、見事優勝を決めた。特にJGの天宮こころは「3ヶ月間で一番の試合だった」と涙ながらに語った。

試合後のセレモニーでは、ST代表の鈴木ノリアキが4チーム分の王冠の欠片を集めて王座に座り、「4 Crowns, One Throne」を体現。9月10日からはシーズン2「黄昏の試練」の開幕も発表され、新たな戦いの幕開けを告げた。

02. OpenAI、史上最強AI『GPT-5』を発表

OpenAIが史上最も優れたAIシステム「GPT-5」を発表しました。GPT-5は、コーディング、数学、文章作成、ヘルスケア、視覚認識など、あらゆる分野で最先端の性能を発揮する統合システムです。

統合システムの革新 GPT-5は高速応答用モデルと複雑問題用モデル(GPT-5 thinking)の2つのモデルと、最適なモデルを自動選択するルーター機能で構成されています。質問の複雑さや必要なツールに応じて、瞬時に適切なモデルに切り替わります。

主要な改善点 ハルシネーション(事実でない情報の生成)を大幅に削減し、指示遵守能力が向上しました。特にコーディングでは複雑なフロントエンド生成や大規模リポジトリのデバッグで飛躍的進化を遂げ、1つのプロンプトで美しいWebサイトやゲームを作成できます。文章作成では文学的深みとリズムを備えた魅力的な文章を生成し、ヘルスケア分野では医療専門家レベルの知識で健康に関する意思決定を支援します。

圧倒的な性能向上 数学競技AIME 2025で94.6%、ソフトウェア評価SWE-benchで74.9%、医療分野HealthBench Hardで46.2%を記録し、すべて新記録を樹立しました。GPT-5 Proは最高難度タスクに対応し、専門家の67.8%がGPT-5 thinkingより高く評価しています。

安全性と信頼性 新たに「セーフコンプリーション」手法を導入し、安全域内で最大限有用な回答を提供します。過度な迎合表現を抑制し、博士号レベルの知性を持つ親しい友人との会話のような自然な対話を実現しました。

GPT-5は本日からChatGPTの新しいデフォルトモデルとして、無料版から有料プランまで全ユーザーに提供開始されます。

03. NotebookLMが80言語対応のビデオ解説機能を開始

NotebookLMのビデオ解説機能が大幅にアップデート

GoogleのNotebookLMが日本語を含む80言語でビデオ解説機能を提供開始しました。この機能は、ノートブックの内容を動画プレゼンテーション形式で分かりやすく解説するもので、学習効率の大幅な向上が期待されます。

主な改善点 音声解説機能も大幅に強化され、英語以外の言語でも英語版と同等の豊富な情報と詳細な解説を提供します。従来の短尺版から長尺版へと拡張され、複数のソースにまたがるアイデアを統合した一貫性のある解説が可能になりました。

活用シーン 期末試験準備で長時間の講義映像を効率的に復習したい学生、学術発表から重要な調査結果を抽出したい研究者、難易度の高いDIY動画からスキルを習得したい一般ユーザーなど、様々な場面で活用できます。

概要機能の価値 NotebookLMの概要機能により、参照ソースの内容を素早く把握でき、情報整理時間を短縮して学習や創造的活動により多くの時間を投資できるようになります。言語の選択によってインサイトが制限されることもなくなり、グローバルな学習環境が実現されています。

04. GoogleがAI Geminiの環境負荷データを初公開

Googleが業界初となるAI「Gemini」のエネルギー使用量データを公開し、AI業界の環境負荷に関する議論に新たな視点を提供している。

公開されたデータによると、Geminiのテキストプロンプト1回あたりの平均エネルギー消費量は0.24Wh、CO2排出量は0.03g、水使用量は0.26mlで、これはテレビを9秒未満視聴する際の環境負荷に相当する。Geminiの月間ユーザー数は約3億5000万人と推定されており、個々の負荷は小さくても積み重なれば膨大な量になる可能性がある。

従来のAI資源消費の計算方法は「アクティブなマシンの消費量のみ」や「推論コストのみ」に焦点を当てており、重要な要素が見落とされていた。Googleは独自の包括的調査手法を開発し、TPUやGPU以外の消費エネルギー、ホストCPUやRAM、アイドル状態のマシン、データセンターのオーバーヘッド、冷却システムなど、AI運用に関わる全てのコンポーネントを評価対象に含めた。

この包括的手法により算出された数値は、従来の「網羅的ではない」アプローチ(0.10Wh、0.02g、0.12ml)よりも高いものの、Googleは実際の消費量は一部の公的推定値よりもはるかに少ないと主張している。また、過去12カ月でGeminiアプリのエネルギー消費量と炭素排出量をそれぞれ33倍、44倍削減したとしているが、これらのデータは第三者による検証を受けていない点も付け加えられている。

05. スターシップ第10回試験で着水成功

SpaceXスターシップ第10回飛行試験、機体損傷も着水成功

SpaceXは2025年8月27日、新型ロケット「スターシップ」の第10回飛行試験を実施し、宇宙船のインド洋着水に成功しました。

今回の試験では、1段目のスーパーヘビーブースターと2段目のスターシップ宇宙船が予定通り上昇燃焼を完了。スターシップは発射9分後に軌道到達を果たしました。スーパーヘビーは帰還試験のため発射台には戻らず、エンジン運用の新しい試験を行いながら海上に着水しました。

スターシップ宇宙船は軌道上で重要な試験を複数実施。発射18-25分後にスターリンク次世代衛星を模した8基のペイロード放出試験を行い、38分後には宇宙空間でのエンジン再点火試験も成功させました。

大気圏再突入時には課題も発生しました。前方フラップは改良により良好な状態を保ちましたが、後方フラップが損傷し、エンジン周辺でも機体の損傷が確認されました。それでも宇宙船は降下を継続し、発射から約1時間6分後にエンジンを点火して姿勢制御と減速を行い、インド洋への着水を達成しました。

これは新世代改良版による初の着水成功であり、SpaceXの再使用型ロケット開発における重要な前進となりました。

KDDIと沖縄セルラーは2025年8月28日、衛星直接通信サービス「au Starlink Direct」で衛星データ通信を開始すると発表した。これまでSMSやGoogleのAIサービス「Gemini」に限定されていたが、新たに19個のアプリがGoogle Pixel 10シリーズやGalaxy Z Fold7/Flip7など6機種で利用可能になる。

対応アプリには、Googleマップ、X、ウェザーニュース、スマートニュース、登山アプリのYAMAPやヤマレコ、釣り船予約アプリの釣割など、安心・安全・便利につながるアプリが優先的に選ばれた。衛星データ通信の実現には各アプリ事業者による開発が必要で、KDDIは技術仕様を提示し、今後アプリ開発者向けサポートサイトを開設する予定だ。

au Starlink Directは、KDDIと米SpaceXが連携した革新的なサービスで、高度約340kmの低軌道周回衛星を使用し、従来のStarlinkより低軌道のため電波が届きやすい。衛星には2.7m×2.3mの大型フェーズドアレーアンテナが搭載され、最大256個のビームで地上をカバーする。

技術的には、高速移動する衛星との通信でドップラーシフトの補正や、340km離れた衛星との遠距離通信を実現するタイミングアドバンスの調整が必要だ。現在約600個の衛星が運用されており、将来的には最大7500基まで打ち上げ予定で、途切れのない通信が可能になる。

このサービスにより実質100%のカバレッジが達成され、山間部や海上でも通信が可能となり、災害時のライフラインとしても重要な役割を果たすことが期待される。


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