プロセスは導入して終わりではなく、回し続けるための定常作業が発生します。このページはその作業カタログです。「誰が・どの頻度で・何をするか」を明示し、運用が特定個人の善意に依存しない状態を作ります。
| 作業 |
担当 |
内容 |
| ゲート判定 |
各判定者 |
期限内の判定(要件合意48h・仕様承認24h・独立レビュー2営業日) |
| インシデント一次対応 |
開発者+AI |
検知・一次分析はAI、対処判断は人。コア機能は理解保持者が対応 |
| 負債の記録 |
開発者 |
生成過程で見つけた妥協をその場で台帳へ(ためない) |
| 作業 |
担当 |
内容 |
| ゲート健全性の確認 |
価値責任者 |
滞留時間・差し戻し率・エスカレーション数の確認(メトリクス) |
| 文脈の書き戻し確認 |
文脈オーナー |
今週の学び(レビュー指摘・障害・質問)で文脈化すべきものの拾い上げ |
| バックログの棚卸し |
価値責任者 |
優先順位の見直し(負債返却枠を含む) |
| 作業 |
担当 |
内容 |
| 負債返却の計画 |
価値責任者+開発者 |
台帳のトリアージと返却枠への割り当て(負債返却プロセス) |
| CI ゲートの見直し |
技術判断者 |
ルール化候補(同種指摘3回)の吸い上げ、誤検知ルールの調整 |
| 文脈の陳腐化チェック |
文脈オーナー |
停滞ファイルの棚卸し(自動一覧から) |
| アクセス・権限の確認 |
技術判断者 |
AIエージェントの権限設定・シークレットの棚卸し |
| 作業 |
担当 |
内容 |
| プロセスの振り返り |
全ロール代表 |
メトリクスに基づくプロセス自体の適応(改善サイクル) |
| モデル更新の検証・切り替え判断 |
技術判断者 |
新モデルの検証と切り替え(随時発生にも対応) |
| コア指定の見直し |
価値責任者+技術判断者 |
事業の変化に応じたコア/非コアの再判定 |
| 担当表の総点検 |
文脈オーナー |
ロール担当表・CODEOWNERS の実態との突合(異動対応) |
- 作業はカレンダーに載せる: 「気づいた人がやる」にしない。定常作業は繰り返し予定・自動リマインドとして仕組み化する
- AIに任せられる部分は任せる: 集計(メトリクス・エビデンス)・一覧化(陳腐化候補・ルール化候補)・起案(書き戻し案)をAIが実行し、判断だけを人が担う——運用でもRACIの原則は同じ
- 空席を作らない: 担当ロールが異動・退職で空いたら、担当表の更新を最優先にする(空席の放置が運用崩壊の起点)
導入プロジェクトがリリースを迎えて運用に入るとき、次を確認します。
- 運用引き継ぎ文書(テンプレ5)が出荷判定を通過している
- 上記カタログの各作業に担当者の名前が入っている(ロール名だけの状態にしない)
- メトリクスの自動集計が動いている(手集計の運用は続かない)
- コア機能の理解保持者が2名以上いる(1名は単一障害点)